報道発表
ジム・ヨン・キム世界銀行総裁による岸田外務大臣表敬
平成25年12月6日


本6日午後2時から約15分間,岸田文雄外務大臣は,来日中のジム・ヨン・キム世界銀行総裁(H.E. Dr. Jim Yong Kim, President of the World Bank)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,岸田外務大臣から,本年2回目の来日を歓迎し,世界銀行は我が国の外交戦略上の重要なパートナーであり,人間の安全保障の推進やミレニアム開発目標(MDGs)の達成,ポスト2015年開発アジェンダの策定,保健,防災などの地球規模課題に共に取り組んでいきたい旨述べました。
2 これに対して,キム世界銀行総裁から,我が国の世界銀行に対する協力に感謝の意を述べるとともに,国際保健,特にユニバーサル・ヘルス・カバレッジに関して,日本と協力して推進していきたい旨述べました。
3 また,岸田外務大臣から,世界銀行が防災の主流化に積極的に取り組んでいることを評価していると述べ,これに対し,キム世界銀行総裁から,防災と気候変動への取組を連携させて進めていくことが重要である旨述べました。岸田外務大臣から,我が国は「攻めの地球温暖化外交戦略」を推進しており,気候変動分野を含めて世界銀行と協力していきたいと述べました。
(参考)ジム・ヨン・キム世界銀行総裁
2012年7月,世銀グループ総裁に就任。前職は,ダートマス大学学長。2004年から2005年の世界保健機関(WHO)の局長時代,途上国のHIV患者300万人に対する治療を2005年までに実施する「3×5イニシアチブ」を推進した。