報道発表

若林外務大臣政務官とダン英国国防政務次官との会談

平成25年7月24日
 本24日午前10時から約45分間,若林健太外務大臣政務官は,外務省において,フィリップ・ダン英国国防政務次官(Mr.Philip DUNNE, Parliamentary Under Secretary of State for Defence Equipment, Support and Technology)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1.冒頭

 若林大臣政務官から,ダン政務次官の訪日を歓迎した後,ケンブリッジ公同妃両殿下の御子息誕生について祝辞を述べました。これに対し,ダン政務次官は,祝辞への謝意と共に,日英は多くの共通点を有するが,国民が王室や皇室に対して深い敬意を有することもその一つである旨述べました。

2. 安全保障分野での日英協力

(1) 若林大臣政務官から,日本を取り巻く厳しい安全保障環境を深く理解している欧州の友人である英国との関係を強化・深化させていきたい旨述べた上で,先月の日英首脳会談でも確認された,防衛装備品の共同開発・共同研究や,日英情報保護協定の下での様々な情報交換等,安全保障分野での日英協力を更に深めていきたいと述べました。

(2) これに対し,ダン政務次官から,英国は,基本的価値を共有する諸国との協力を重視しており,中でも日本は極めて重要なパートナーである,首脳会談の成果を具体化しつつ,最大限協力を行っていきたい旨述べました。

3.海賊対策

 ダン政務次官から,特にソマリア沖・アデン湾の海賊対策について,英国が日本の取組に協力できることがあればいつでも要望して欲しいと述べました。これに対し,若林大臣政務官から,日本が行っているアジア及びソマリア沖・アデン湾における海賊対策の取組について紹介した上で,英国がアジアの海賊対策に深く関与していることに対し歓迎の意を示しました。その上で,両者は,引き続き海賊問題についても連携を深めていくことで一致しました。

4.その他

 ダン政務次官から,サイバー分野での英国の取組について紹介があると共に,23日から日本の海上自衛隊練習艦隊が英国のポーツマスに寄港しており,これを大いに歓迎するとの発言がありました。


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