報道発表

東京電力福島第一原発におけるALPS処理水安全性レビューに関するIAEA報告書の公表

令和4年4月29日
  1. 4月29日、日本政府と国際原子力機関(IAEA)との間で昨年7月に署名したALPS処理水の取扱いに係る包括的な協力の枠組みに関する付託事項(TOR)に基づき、本年2月に実施されたIAEAによる東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性に関するレビューの報告書がIAEAから公表されました。
  2. 本報告書では、放出されるALPS処理水の性状、海洋放出のシステムとプロセスの安全性、環境への放射線影響等の8つの異なる技術的分野に関するIAEAのレビューについて記されています。
  3. 日本政府は、IAEAとの協力を継続することにより、今後ともALPS処理水の安全性やその取扱いに係る信頼性や透明性を確保し、国際社会の理解を醸成していく考えです。

[参考1]ALPS処理水とは
 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。さらにALPS処理水は、その後十分に希釈された上で、海洋放出されることが想定されている。

[参考2]ALPS処理水安全性レビュー報告書に関するIAEAプレスリリース 別ウィンドウで開く

[参考3]ALPS処理水安全性レビュー報告書公表に関する経済産業省プレスリリース 別ウィンドウで開く


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