報道発表
第15回日本国際漫画賞受賞作品の決定
令和3年12月15日
- 外務省は、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰する目的で、日本国際漫画賞を主催しています。第15回を迎える本年は、76の国・地域から過去最多となる483作品の応募がありました。今年度は昨年度に引き続きこれまで最多となる応募数を記録しました。
- 同賞の選考は、「コミック出版社の会」の協力による第1次選考会を経て、里中満智子氏(漫画家)を委員長とする審査委員会の厳正な審査により行われました。その審査結果を踏まえ、実行委員会により、以下のとおり最優秀賞1作品、優秀賞3作品を含む受賞作14作品が選ばれました。
- 第15回日本国際漫画賞授賞式は、来年2月または3月に開催する予定です。
- 最優秀賞及び優秀賞を受賞した作品は以下のとおりです。
- (1)最優秀賞
- 作品名:Days of sand【砂の日々】
- 作者:Aimée De Jongh(オランダ)
- (2)優秀賞
- ア 作品名:Moonchosen【月に選ばれし娘】
作者:Nataliia Rerekina(ウクライナ)
原作者:Gilbert Brissen(ウクライナ) - イ 作品名:CliniClowns: last goodbye【クリニクラウン―「またね」を最後にもう一度―】
作者:顆粒(Cory)(台湾)
原作者:逢時(Feng Shi)(台湾) - ウ 作品名:Always never【それでも、やっぱり】
作者:Jordi Lafebre(スペイン)
- ア 作品名:Moonchosen【月に選ばれし娘】
(参考1)日本国際漫画賞とは
世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として、平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)のイニシアチブにより創設。
(参考2)応募作品の概要
第15回目となる今回の日本国際漫画賞では、76の国・地域から過去最高となる484作品の応募があった。応募の多かった国・地域は、中国(第1位:88作品)、台湾(第2位:49作品)、タイ(第3位:30作品)。
(参考3)第15回日本国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)
- 里中満智子氏(漫画家)【委員長】
- 赤松健氏(漫画家)
- 大島誠氏(元漫画雑誌編集者)
- 永野のりこ氏(漫画家)
- 吉留博之氏(元漫画雑誌編集長)
(参考4)第15回日本国際漫画賞実行委員会のメンバー
- 林芳正 外務大臣【委員長】
- 梅本和義 国際交流基金理事長
- 白石さや氏 東京大学名誉教授
- 杉山恒太郎氏 株式会社ライトパブリシティ代表取締役社長
- フレデリック・L・ショット氏 通訳・翻訳家・作家
- 横田清氏 小学館監査役