報道発表
日・ウズベキスタンODA不正腐敗防止協議会(第2回会合)の開催
平成26年5月30日
1 本29日(現地時間同日),ウズベキスタンの首都タシケントにおいて日・ウズベキスタンODA不正腐敗防止協議会の第2回会合が開催されました。
2 協議には,日本側から,加藤文彦駐ウズベキスタン大使,福島章外務省国際協力局審議官他が,ウズベキスタン側から,エリヨル・ガニエフ対外経済関係投資貿易大臣(H.E. Mr. Elyor Ganiev, Minister of Foreign Economic Relations, Investments and Trade of the Republic of Uzbekistan),財務省,外務省関係者他が出席しました。
3 協議では,ウズベキスタンに対するODA案件の実施について日本側から以下の考え方を伝達し,ウズベキスタン側の同意を求めるとともに,再発防止策に関する意見交換を行いました。
(1)日本交通技術株式会社(JTC)の第三者委員会報告書の中で不正への関与が指摘されている実施機関(ウズベキスタン鉄道公社)が関係する新規案件については,(ア)今次不正事案にかかる事実関係の調査,(イ)関係者に対する処置,(ウ)再発防止策の策定が満たされるまでの間,新規案件の採択を停止する。
(2)同報告書の中で不正が指摘されている「カルシ-テルメズ鉄道電化計画」について,JICAは,JTCを幹事とする共同事業体とウズベキスタン鉄道公社との間で締結済みのコンサルタント契約に関する貸付実行を停止する。それ以外の入札手続き中の契約については,疑いのある職員の排除及び不正の有無が確認されるまで入札手続きを一時停止する。