報道発表
第18回日本国際漫画賞受賞作品の決定
令和7年1月17日
外務省は、海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流の促進を目的として、2007年(平成19年)に日本国際漫画賞を創設し、優れた漫画作品を創作した海外の漫画作家を外務大臣名で表彰しています。第18回を迎える今回は、95の国・地域から過去最多となる716作品の応募がありました。また、イエメン、ドミニカ国、ナミビア、バルバドス、ラオス、ルクセンブルク、赤道ギニアの7カ国から初めて応募がありました。
- 同賞の選考は、「コミック出版社の会」の協力による第1次選考会を経て、里中満智子氏(漫画家)を委員長とする審査委員会の厳正な審査により行われました。その審査結果を踏まえ、実行委員会により、以下のとおり最優秀賞1作品、優秀賞3作品を含む受賞作15作品が承認されました。
- 最優秀賞及び優秀賞受賞者については、国際交流基金を通じて日本に招へいし、3月に都内で開催される授賞式に出席する予定です。
- 最優秀賞及び優秀賞を受賞した作品は以下のとおりです。その他の入賞作品については日本国際漫画賞のHPをご確認ください。
- (1)最優秀賞
作品名:The Forest Mermaid【森の人魚】
作者:Hiro Kawahara (ブラジル) - (2)優秀賞
ア 作品名:RISE POLLY【ライズ・ポーリー】
作者:Preecha Jai-ordthon(タイ)
イ 作品名:The Banana Sprout vol.2【芭蕉の芽】
作者:左萱 Zuo Hsuan(台湾)
ウ 作品名:Scars【傷跡】
作者:Brandon Arias(チリ)
(参考1)日本国際漫画賞
世界に広がる漫画文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として、平成19年に麻生太郎外務大臣(当時)が創設。
(参考2)応募作品の概要
第18回目となる今回の日本国際漫画賞では、95の国・地域から過去最多となる716作品の応募があった。応募の多かった国・地域は、台湾(第1位:72作品)、中国(第2位:68作品)、タイ(第3位:39作品)。
(参考3)第18回日本国際漫画賞審査委員会のメンバー(委員長を除き50音順)
里中満智子氏(漫画家)【委員長】
一本木 蛮氏(漫画家)
森川ジョージ氏(漫画家)
堀 靖樹氏(元漫画雑誌編集長)
岸本憲治氏(元漫画雑誌編集長)
(参考4)第18回日本国際漫画賞実行委員会のメンバー(委員長を除き50音順)
岩屋毅 外務大臣【委員長】
黒澤信也 国際交流基金理事長
白石さや氏 (東京大学名誉教授)
杉山恒太郎氏 (株式会社ライトパブリシテイ代表取締役社長)
フレデリック・L・ショット氏 (通訳・翻訳家・作家)
丸澤滋氏 (小学館常務取締役)