報道発表
林外務大臣とカオ・キムホンASEAN事務総長との会談
令和5年6月5日


6月5日、午前11時40分から約30分間、林芳正外務大臣は、カオ・キムホンASEAN事務総長(H.E.Dr. KAO Kim Hourn, Secretary General of ASEAN)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、カオ・キムホンASEAN事務総長が頻繁に訪日し、日・ASEAN関係の強化に尽力していることに対し、謝意を表しました。
また、本年は日本ASEAN友好協力50周年の歴史的節目であるとして、12月の特別首脳会議の成功に向けて緊密に協力していきたい旨述べました。 - これに対し、カオ・キムホン事務総長から、長年にわたる日本のASEANに対する協力への謝意が述べられ、日・ASEAN50周年の成功に向けて協力していく旨の発言がありました。
- 続いて林大臣から、長年にわたる日・ASEAN関係の基盤である「心と心」の触れ合う相互信頼と相互理解を次の世代につないでいくため、文化のWA、ジェネシスといった、魅力ある文化・人的交流の支援も引き続き行っていきたい旨述べました。これに対し、カオ・キムホン事務総長からこれまでの日本の取組への謝意とその意義が強調されました。
- また、林大臣から、引き続きASEAN一体性・中心性を支持するとともに、「インド太平洋に関するASEANアウトルック(AOIP)」の主流化を後押ししていく旨述べました。これに対し、カオ・キムホン事務総長から、日本のAOIP協力への謝意が表明されるとともに、今後の協力への期待が表明されました。
- さらに、林大臣から、7月のASEAN関連外相会議では、喫緊の地域・国際的な課題についても、力強いメッセージを発出したい旨述べました。カオ・キムホン事務総長からは、緊密に協力していきたいとして、ジャカルタでの再会を楽しみにしている旨発言がありました。