報道発表
鷲尾外務副大臣の国連エネルギー・ハイレベル対話閣僚会合への出席
令和3年6月22日
6月21日(現地時間同日)、鷲尾英一郎外務副大臣は、国連エネルギー・ハイレベル対話の閣僚会合にビデオメッセージにより出席しました。
- 本年9月、国連は、持続可能な開発における2030年目標のエネルギー関連の目標の実現を促進するために、首脳級による「エネルギー・ハイレベル対話」の開催を予定しており、6月21日から25日の日程で、同対話に向けたテーマ別の閣僚会合が開催されています。
- 日本は、対話のテーマの一つである「エネルギー・アクセス」のグローバルチャンピオンとしてプロセスに積極的に関与しています。鷲尾外務副大臣は、21日に「エネルギー・アクセス」のテーマの下での閣僚会合を主催し、ビデオメッセージを寄せました。
- 鷲尾外務副大臣は、世界で未だに約8億人の多くの人々が電力へのアクセスを有しない状況を踏まえ、現場のニーズに合わせた「現場主義」の観点が必要である点を指摘しつつ、アフリカ等におけるエネルギー・アクセス向上に向けた日本の取組を紹介しました。また、エネルギーへのユニバーサル・アクセスを実現する上では、各国の事情を踏まえつつ、様々なエネルギー源及び技術を組み合わせる必要性を強調いたしました。
- また、同日閣僚会合に先立って行われましたエネルギー・アクセス達成に関するパネルディスカッションでは有識者の参加も得て、菊地資源安全保障室長がモデレーターを務め、エネルギーアクセスの向上に向けた知見の共有やグッド・プラクティスに関する活発な議論が行われました。
[参考1]エネルギー・ハイレベル対話で議論される主要テーマ
(1)エネルギー・アクセス(日本は「グローバル・チャンピオン」として参加)
(2)エネルギー転換
(3)包摂的、公正なエネルギー転換を通じたSDGsの実現イノベーション
(4)技術及びデータ
(5)資金と投資
[参考2]「グローバル・チャンピオン」の役割
本対話準備プロセスにおいて、テーマに関する議論を主導し、関連会合を開催するなど、積極的に関与することが期待されている。