報道発表
アラグチ・イラン外務次官による茂木外務大臣表敬
令和元年12月3日
本3日,午後4時30分頃から約50分間,茂木敏充外務大臣は,訪日中のセイエド・アッバス・アラグチ・イラン・イスラム共和国政務担当外務次官 (H.E. Dr. Seyyed Abbas ARAGHCHI, Deputy Minister of Foreign Affairs for Political Affairs, Islamic Republic of Iran)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,茂木大臣から,「訪日を歓迎する,駐日大使を務めた親日家のアラグチ次官とお話しできるのを楽しみにしてきた」旨述べ,これに対し,アラグチ次官から歓迎に感謝する旨を述べました。
- 両者は,中東地域における緊張緩和と情勢の安定化に向けた率直な意見交換を行いました。
- 茂木大臣から,イランが核合意へのコミットメントを継続的に低減させていることへの懸念を伝え,核合意を損なう措置を控えるよう強く求めました。これに対し,アラグチ外務次官からイランの立場について説明がありました。
- また,茂木大臣から,日本にとって中東における航行の安全確保は極めて重要であり,イランが船舶の安全な航行確保のために沿岸国としての責任を全うするよう要請しました。
- 両者は,引き続き,あらゆるレベルで意思疎通を継続していくことで一致しました。