報道発表
大阪トラック・プロセス(WTOでの電子商取引に関する交渉会合の開催)
令和2年2月15日
1 2月11日から14日にかけて(現地時間同日),ジュネーブにおいて,80超の国・地域の参加の下,世界貿易機関(WTO)での電子商取引に関する交渉会合(有志国会合)が開催されました。
2 我が国は,昨年のG20大阪サミットの機会に「デジタル経済に関する大阪宣言」を発出し,デジタル経済,特にデータ流通や電子商取引に関する国際的なルール作りを進めていく「大阪トラック」の立上げを宣言しました。「大阪トラック」の下では,関係する様々な国・地域,国際機関,民間企業との間で協力が加速しており,その中心的な取組の一つがWTOにおける電子商取引のルール作りです。我が国は,共同議長国として,豪州及びシンガポールと共に交渉を主導しています。
3 WTOでの電子商取引に関するルール作りは,取引の「円滑化」,「自由化」,「信頼性」を始めとする6つの分野で進められています。今回の交渉会合では,「円滑化」を促進するための電子認証や電子署名,「信頼性」を確保するための消費者保護や迷惑メール対策といった点につき活発な議論が行われました。
4 デジタル経済のルール作りに対する経済界の期待は大きく,先月のダボス会議において日本政府と世界経済フォーラムが共催した「大阪トラック」のセッションには多くの世界各国の民間企業関係者が参加し,「大阪トラック」の下でのルール作りに対し,様々な意見が寄せられました。
5 本年6月に開催される第12回WTO閣僚会議(MC12)に向け,今後WTOにおける電子商取引のルール交渉を加速していきます。MC12までに実質的な進捗を達成すべく,経済界の意見を踏まえつつ,我が国は引き続き交渉を主導していきます。
2 我が国は,昨年のG20大阪サミットの機会に「デジタル経済に関する大阪宣言」を発出し,デジタル経済,特にデータ流通や電子商取引に関する国際的なルール作りを進めていく「大阪トラック」の立上げを宣言しました。「大阪トラック」の下では,関係する様々な国・地域,国際機関,民間企業との間で協力が加速しており,その中心的な取組の一つがWTOにおける電子商取引のルール作りです。我が国は,共同議長国として,豪州及びシンガポールと共に交渉を主導しています。
3 WTOでの電子商取引に関するルール作りは,取引の「円滑化」,「自由化」,「信頼性」を始めとする6つの分野で進められています。今回の交渉会合では,「円滑化」を促進するための電子認証や電子署名,「信頼性」を確保するための消費者保護や迷惑メール対策といった点につき活発な議論が行われました。
4 デジタル経済のルール作りに対する経済界の期待は大きく,先月のダボス会議において日本政府と世界経済フォーラムが共催した「大阪トラック」のセッションには多くの世界各国の民間企業関係者が参加し,「大阪トラック」の下でのルール作りに対し,様々な意見が寄せられました。
5 本年6月に開催される第12回WTO閣僚会議(MC12)に向け,今後WTOにおける電子商取引のルール交渉を加速していきます。MC12までに実質的な進捗を達成すべく,経済界の意見を踏まえつつ,我が国は引き続き交渉を主導していきます。