報道発表
「中央アジア+日本」対話・第13回高級実務者会合(結果)
- 本26日,東京において,「中央アジア+日本」対話・第13回高級実務者会合(SOM)が開催され,日本側から,宇山秀樹中央アジア担当日本外務省特別代表・大使(欧州局参事官)をはじめとし,内閣官房,総務省,財務省,厚生労働省,農林水産省,経済産業省,国土交通省,金融庁,観光庁の関係者が,中央アジア側から,各国代表者が出席しました。
- 今回のSOMでは,前回のSOM(1月開催,於:タジキスタン)における議論やその後の協力の進展を踏まえ,「中央アジア+日本」対話において集中して取り組むこととなっている観光を中心とした実践的協力,地域安全保障,地域協力,貿易・投資,開発等についての意見交換,及び「中央アジア+日本」対話の今後の進め方等についての意見交換を行いました。
- このうち,観光分野に関する実践的協力の推進については,「中央アジア+日本」対話の枠組みで本年開催された第4回専門家会合及び第2回ビジネス対話における議論を踏まえ,観光促進や更なる観光客の誘致に向けた各国の取組について議論を行いました。その上で,その他の分野とともに,次回外相会合に向けてあり得べき具体的協力に関する検討を加速していくことで一致しました。
- また,今後タジキスタンで行うべく調整中の「中央アジア+日本」対話・第7回外相会合において議論すべき事項や成果の方向性について,活発な議論が行われました。
[参考1]「中央アジア+日本」対話
(1)2004年8月,日本と中央アジア諸国の対話・協力の枠組みとして「中央アジア+日本」対話が発足。日本は,中央アジアが,開かれ安定した地域として発展していくために,域内国が共通の課題に共同で対処することが不可欠であるとの考えから,同対話を通じて中央アジアの地域協力を後押ししてきた。
(2)同対話の枠組みでこれまでに外相会合を6回,高級実務者会合(SOM)を13回,知的対話(東京対話)を11回開催。
[参考2]中央アジア5か国の参加者
タジキスタン(議長国):ニゾミッディン・ゾヒーディー外務第一次官
H.E. Mr. Nizomiddin ZOHIDI, First Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tajikistan
ウズベキスタン:フェルーザ・マフムードヴァ外務省二国間関係総局長
H.E. Ms. Feruza MAHMUDOVA, Director-General of Bilateral Cooperation, Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Uzbekistan
カザフスタン:ムフタル・トレウベルディ外務第一次官
H.E. Mr. Mukhtar TILEUBERDI, First Deputy Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan
キルギス:ディナーラ・ケメロヴァ外務第一次官
H.E. Ms. Dinara KEMEROVA, First Deputy Minister of Foreign Affairs of Kyrgyz Republic
トルクメニスタン:グルバンマンメト・エリャソフ駐日大使
H.E. Mr. Gurbanmammet ELYASOV, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of Turkmenistan