報道発表
日・ベナン外相会談
平成30年6月20日



本20日,午後7時30分頃から約2時間,河野太郎外務大臣は,外務省賓客として訪日中のオレリアン・アベノンシ・ベナン共和国外務・協力大臣(H.E. Mr. Aurélien AGBENONCI, Minister of Foreign Affairs and Cooperation, the Republic of Benin)と外相会談及び夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 河野大臣から,アべノンシ大臣の訪日を歓迎した上で,自由,民主主義,人権等の普遍的価値観を共有するベナンとの関係を重視しており,同国が国内で進める持続可能な経済・社会開発に向けた取組を支持する旨述べました。これに対し,アべノンシ大臣から,ベナンを始めとするアフリカ開発及び国際社会の平和と安定への日本の貢献に謝意と期待が述べられ,日本企業の同国への投資への期待が表明されました。両大臣は,TICAD7の成功に向けて協力するとともに,両国の友好協力関係を一層強化していくことを確認しました。
- 両大臣は,地域情勢につき意見交換を行い,6月12日のシンガポールにおける米朝首脳における共同声明にて確認された朝鮮半島の完全な非核化という共通の目標に向け,北朝鮮が具体的な行動を取ることに強い期待を表明しました。また,河野大臣から,ベナンが国連の北朝鮮人権状況決議の共同提案国であることを評価する旨述べました。
- アベノンシ大臣から,日本の安保理常任理事国入り,2022年の安保理非常任理事国選挙,及び2025年の大阪国際博覧会開催につき支持が表明され,これに対し河野大臣から,謝意を述べました。
- その他,両大臣は,国連安保理改革を推進させることで一致したほか,ギニア湾海域を含む海上安全に関する協力等,国際場裡における協力につき,意見交換を行いました。
- 会談後,食糧援助に関する交換公文の署名式が行われ,日・ベナン外相共同コミュニケ(骨子(PDF)
/日本語(PDF)
/仏語(PDF)
)が発出されました。