報道発表
ベナンに対する無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換
平成30年6月20日



- 本20日,東京において開催された日・ベナン外相会談の機会に,河野太郎外務大臣とオレリアン・アベノンシ外務・協力大臣(H.E. Mr. Aurelien AGBENONCI, Minister for Foreign Affairs and Cooperation of the Republic of Benin)立ち会いの下,我が方小西淳文駐ベナン大使と先方マカリミ・アビソラ・アデチュブ駐日ベナン大使(H.E. Mr. Makarimi Abissola ADECHOUBOU, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Republic of Benin)との間で,供与額3億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。
- ベナンでは,昨年の時点で,全国で100万人以上の国民が食料不安の状態に陥っており,さらに昨年から本年にかけて発生している大雨による洪水の影響で,穀物収穫に甚大な影響が出ており,今後状況がさらに悪化することが懸念されています。
- この協力は,食料不足に直面しているベナンに対し,飢餓の予防,栄養状態の改善などを目的として,我が国政府米(約4,600トン)による食糧援助を実施するものです。
- 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明しており,この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]
ベナン共和国の面積は約11万平方キロメートル(日本の約1/3),人口1,087万人(2016年,世界銀行),人口1人当たりの国民総所得(GNI)は約820米ドル(2016年,世界銀行)。