報道発表
天野国際原子力機関事務局長による講演会及びレセプションの開催
平成29年10月5日
10月4日,日本国際問題研究所の主催(外務省後援)により,訪日中の天野之弥国際原子力機関(IAEA)事務局長による講演会(演題:「平和と開発のための原子力」とIAEAの役割)及びレセプションが開催され,国内の関係者を始めとする約300名が参加したところ,概要は以下のとおりです。
1 天野事務局長は,4日午後3時から約1時間に亘って講演し,「平和と開発のための原子力」について,原子力を通じた開発への貢献として,害虫の不妊化技術,食糧増産,癌診断・治療等を紹介した上で,原子力安全,核セキュリティといった分野に関する説明を行いました。また,イランや北朝鮮の核問題の経緯やIAEAの対応など,幅広い分野についても説明を行いました。その後,出席者との間で,質疑応答が行われました。
2 この講演会に続いて行われたレセプションにおいて,外務省から出席した岡本三成外務大臣政務官が挨拶を行い,天野事務局長の再選に祝意を表するとともに,IAEAが引き続きその重要な役割を果たしていくために,日本政府として最大限の支援と緊密な連携を図っていくと述べました。また,北朝鮮の核問題への対応やイランの核合意の監視・検証といったIAEAの取組を引き続き支援していくとするとともに,日本によるIAEAの原子力応用研究所改修プロジェクトのための100万ユーロの拠出決定に言及し,「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けたIAEAの一層の貢献を期待し,今後ともその取組を支援していく旨述べました。
2 この講演会に続いて行われたレセプションにおいて,外務省から出席した岡本三成外務大臣政務官が挨拶を行い,天野事務局長の再選に祝意を表するとともに,IAEAが引き続きその重要な役割を果たしていくために,日本政府として最大限の支援と緊密な連携を図っていくと述べました。また,北朝鮮の核問題への対応やイランの核合意の監視・検証といったIAEAの取組を引き続き支援していくとするとともに,日本によるIAEAの原子力応用研究所改修プロジェクトのための100万ユーロの拠出決定に言及し,「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けたIAEAの一層の貢献を期待し,今後ともその取組を支援していく旨述べました。