報道発表

日中高級事務レベル海洋協議第2回会議(概要)

平成26年9月24日

 9月23及び24日、中国山東省青島市において、日中高級事務レベル海洋協議第2回会議が開催されたところ、会議の概要は以下のとおりです。(日本側から、下川外務省アジア大洋州局審議官(日本側首席代表、団長)他、内閣官房(総合海洋政策本部事務局)、外務省、文部科学省、水産庁、資源エネルギー庁、国土交通省、海上保安庁、環境省及び防衛省が参加しました。また、中国側からは、易先良外交部辺境海洋司副司長(中国側首席代表、団長)他、外交部、国防部、公安部、交通運輸部、農業部、国家能源局、国家海洋局、中国海警局、総参謀部等が参加しました。)

全体会議(議長は、日本側:下川審議官、中国側:易先良副司長)
1.冒頭、両国団長による冒頭挨拶が行われ、海洋に関する日中関係の最近の状況についてのそれぞれの認識を共有した上で、平成24年5月の第1回会議以降、2年ぶりとなる今回の会議の再開は、双方の海洋関連機関の相互理解の増進、協力の強化及び意思疎通を含めた危機管理の観点から有意義であることを確認しました。

2.さらに、今回の会議では、双方の海洋関係機関から、最近の主要課題やそれぞれの機関の海洋分野における取組について紹介した上で、両国が共に関心を有する問題について意見交換を行いました。また、現下の情勢に関し、両国間の諸課題について率直に互いの立場を述べました。

3.また、今回の会議において、双方は、防衛当局間の海上連絡メカニズムの早期運用開始に向けて、協議を再開することに原則一致しました。

4.次回会合については、本年中又は来年早期に日本で行うこととし、詳細は外交ルートを通じて調整していくことで一致しました。


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