報道発表

日・ケニア外相会談

平成24年6月5日
(写真)日・ケニア外相会談-1 (写真)日・ケニア外相会談-2




 本5日(火曜日)午後3時45分から約35分間,玄葉光一郎外務大臣は,来日したサムソン・オンゲリ・ケニア外務大臣(Hon.Amb.Prof. Samson K. ONGERI, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kenya)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣から以下のとおり述べました。
    (1)東日本大震災に際してケニアからお見舞い・支援を頂いたことに感謝。オンゲリ大臣には,7月に我が国が主催する「世界防災閣僚会議in東北」に参加いただけると承知している。

    (2)国連持続可能な開発会議(リオ+20)では,21世紀にふさわしい持続可能な開発の実現に向けた建設的な議論を期待。我が国としてもリオ+20の成功に向け積極的に貢献したい。特に,グリーン経済への移行に向けて,グリーン・イノベーションの重要性を強調したい。

    (3)オンゲリ外務大臣にはモロッコでのアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級フォローアップ会合の気候変動セッションにおいて建設的な御発言を頂き感謝。明年6月に横浜で開催されるTICAD Ⅴにはケニアから首脳の御出席を賜り,TICAD Ⅴを成功に導きたい。
  2. これに対し,オンゲリ外務大臣から以下のとおり述べました。
    (1)東日本大震災の被災者に改めてお見舞い申し上げる。ケニアは日本に連帯の意を表する。今回来日して,日本国民の強じん性に感銘を受けた。

    (2)リオ+20における玄葉大臣の力強いコミットに感謝。ケニアはリオ+20の成果の一つとして、国連環境計画(UNEP)の強化が実現することを期待している。

    (3)モロッコでのTICAD閣僚級フォローアップ会合でも議題になったが,気候変動の問題はTICAD Ⅴでも議論すべき課題。ケニアはグリーン・エネルギー政策を支持している。

    (4)「世界防災閣僚会議in東北」を重視しており,自分が参加したいがまだ確約できない。
  3. 以上のやり取りのほか、両大臣はソマリア情勢や国際場裡における協力等について意見交換を行いました。
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