
玄葉外務大臣とボコバ・ユネスコ事務局長との会談
平成24年2月16日
本16日(木曜日)午後6時00分から約20分間,玄葉光一郎外務大臣は,訪日中のイリーナ・ボコバ・ユネスコ事務局長(H.E. Mrs. Irina BOKOVA, Director-General of UNESCO)と会談を行ったところ,概要は以下の通りです。
- 冒頭,玄葉大臣から,ボコバ事務局長が東日本大震災の被災地である東北を訪問し,平泉の世界遺産認定書授与式や日本における世界遺産条約採択40周年記念の開幕式典に出席したことに謝意を表明するとともに,本年11月に京都で開催予定の世界遺産条約40周年記念最終会合が有意義なものとなるように,ユネスコと協力していきたい旨述べました。
- ボコバ事務局長は,被災地の方々に対して連帯の念を示したいとの思いで訪日した旨を述べ,日本はユネスコにとり最も重要な加盟国で,予算,プロジェクト面での日本の貢献は目覚ましいと強調しました。
- また,玄葉大臣から,日本が「富士山」と「鎌倉」を世界遺産に推薦している旨紹介し,引き続き遺産保護に万全を期していきたい旨述べました。
- その他,両者は,パレスチナ加盟による米国のユネスコへの分担金等支払停止に起因するユネスコの財政危機について,意見交換を行いました。
- ユネスコが千玄室裏千家前家元をユネスコ親善大使に任命する決定をしたことに対し,玄葉大臣から謝意の表明がありました。