
平泉世界遺産認定書授与式及び世界遺産条約採択40周年記念開幕式典
平成24年2月14日
- 2月13日(月曜日),外務省は文化庁との共催により,岩手県平泉町で平泉世界遺産認定書授与式を開催しました。この行事では,主催者側を代表し,森ゆうこ文部科学副大臣及び浜田和幸外務大臣政務官が挨拶を行った後,外務省の招へいにより来日中のイリーナ・ボコバ・ユネスコ事務局長(H.E. Mrs. Irina Bokova, Director-General of UNESCO)より,達増拓也岩手県知事,菅原正義平泉町長に対し,世界遺産の認定書が授与されました。
- この認定書授与式の挨拶において,浜田政務官より,ボコバ事務局長に対し,式典出席及び翌14日(火曜日)の被災地訪問について謝意を伝えました。また,ボコバ事務局長は,日本国民に対するユネスコからの連帯感を表明するため,平泉の世界遺産認定書授与式に出席したと述べました
- また,同日,岩手県一関市において,世界遺産条約採択40周年記念開幕式典を開催しました。この式典では,ボコバ事務局長により,日本における世界遺産条約採択40周年の開幕が宣言された他,専門家による記念シンポジウムが開催されました。
- この式典において,浜田政務官は世界遺産条約の将来に向け我が国としても積極的に貢献する旨表明しました。これに対し、ボコバ事務局長は、11月の京都における最終会合は,世界遺産条約の将来のあり方を検討するまたとない機会になる旨述べました。
(参考1)「平泉-仏(ぶっ)国土(こくど)(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」
2011年6月の第35回世界遺産委員会において世界遺産一覧表に記載された。
(参考2)世界遺産条約採択40周年
2012年は,世界遺産条約の採択40周年にあたることから,世界各地で記念行事が開催される予定。我が国は,11月に京都において,ユネスコ全体の世界遺産条約採択40周年を締めくくる行事として40周年記念最終会合を開催する予定。