談話

平成25年9月28日

1 本28日朝(ニューヨーク時間27日夜),国連安全保障理事会が,シリアの化学兵器廃棄に関する決議第2118号を全会一致で採択しました。我が国としても,これまで化学兵器禁止機関(OPCW)執行理事会等の決定を補強する強力な安保理決議の採択を求めてきたところであり,今日の決議の採択を歓迎します。

2 我が国としては,シリア政府がOPCWの決定及び本決議で定められた化学兵器廃棄計画を誠実かつ完全に実施することを強く求めます。また,我が国は,引き続き,化学兵器が二度と使用されないようにするための関係国・機関の努力を支持し,可能な限りの協力を行っていく考えです

3 また,我が国として,安倍晋三内閣総理大臣が国連総会の一般討論演説で新たに6000万ドルの人道支援を表明したとおり,難民支援や周辺国支援にも積極的に取り組んでいきます。

4 これらの支援を,今後,ジュネーブ2を始めとする政治対話のプロセスと並行させ,国際社会と協力しつつ進めていく考えです。


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