外務報道官談話

令和6年8月12日
  1. 8月10日(現地時間)、ガザ地区北部におけるアル・タビーン学校が、イスラエル軍による攻撃を受け、多数の民間人の死傷者が発生したことを、深く懸念します。犠牲者の方々及びそのご遺族に心からの哀悼の意を表するとともに、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。
  2. 我が国は、改めて、一般市民の保護の重要性を強調するとともに、全ての当事者に対し、国際人道法を含む国際法の遵守や、人道支援の確保を含め、関連の国連安保理決議に基づいて誠実に行動することを求めます。
  3. 我が国は、ガザにおける危機的な人道状況に加え、これまでの間、女性や子供を含む多数の民間人が犠牲となっていることを深刻に懸念します。我が国は、8月9日(現地時間8月8日)に発出された、米国・エジプト・カタールによる共同首脳声明及び3か国の取組を強く支持しており、全ての当事者がこの機会を捉え、全ての人質の解放と持続可能な停戦の実現に向けて着実に取り組むよう改めて強く求めます。
(参考)概要

 8月10日(現地時間)、イスラエル軍は、ガザ地区北部にあるアル・タビーン学校を攻撃し、報道によれば約100名が死傷。イスラエル軍は、同校の敷地内にあるモスク内に設置されたハマスの指揮統制センターで活動していたテロリストを攻撃した旨発表した。


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