外務報道官談話
スーダン暫定政府と反政府武装勢力との和平協定について
(外務報道官談話)
令和2年9月2日
1 8月31日、南スーダンの首都ジュバにおいてスーダン暫定政府とスーダン革命戦線(SRF)の間で和平協定が成立しました。我が国は、暫定政府の和平に向けた取組を評価するとともに、全てのスーダンの関係勢力にとり、将来の民政移管の実現に向けた大きな前進となる今般の協定成立に対し祝意を表します。
2 我が国は、和平協定の実施を含め、引き続きスーダン情勢を注視するとともに、全ての当事者が昨年8月の民政移管に向けた合意を誠実に履行し、協力して暫定期間中の課題に対処することを期待します。
[参考]
1 スーダンにおいては、2019年8月17日に行われた「政治合意」と「憲法宣言」の署名をもって暫定統治期間(3年3か月)が始まっており、スーダン暫定政府による民政移管に向けた取組が続けられている。
2 今回暫定政府との和平協定を署名したスーダン革命戦線(SRF)は、正義平等運動(JEM)、スーダン解放運動移行評議会(SLM-TC)、スーダン人民解放運動北部勢力アッガール派(SPLM-Nアッガール派)等の反政府武装勢力の集まり。他方、スーダン人民解放運動北部勢力ヘルウ派(SPLM-Nヘルウ派)及びスーダン解放運動アブドゥルワーヒド派(SLM-AW)は今回の和平協定には参加していない。