外務報道官談話
ホンジュラス共和国大統領選挙の結果について
(外務報道官談話)
1 我が国は,ホンジュラス共和国において11月26日に行われた大統領選挙につき,同国最高選挙裁判所(TSE)が,フアン・オルランド・エルナンデス現大統領(H.E. Mr. Juan Orlando HERNANDEZ)が選出されたとする最終公式結果を発表したことにつき,同国における民主的プロセスの観点から重要だと考えます。
2 我が国は,今回の同国大統領選挙の公正性確保のために,国際選挙監視団をはじめ国内外の関係者により払われた努力について敬意を表します。同時に,今回の選挙における申し立て等については,関連法の手続に基づき,平和的かつ民主的に解決されることを期待します。
3 我が国としては,ホンジュラスの民主主義及び開発を一貫して支援しており,今後とも,持続的な社会経済開発の支援に取り組んでいく考えです。
[参考1]ホンジュラス共和国大統領選挙結果の経緯(以下,現地時間)
(1)ホンジュラス最高選挙裁判所(TSE)は,現地時間12月17日,11月26日に行われた大統領選挙の最終公式結果として,与党(国民党)のエルナンデス候補(現大統領)の得票率が42.95%,野党(反独裁同盟)のナスララ候補は41.42%であり,エルナンデス候補が再選された旨発表した(同国大統領選挙では決選投票はない)。
(2)今回の選挙では,野党側による開票プロセスにおける不正疑惑に関する申し立てを受け,EU選挙監視団,米州機構(OAS)選挙監視団の立ち会いの下,票の数え直し作業が行われた。
(3)12月22日,野党のナスララ元候補は,選挙戦から退くこととした旨表明した。
[参考2]フアン・オルランド・エルナンデス現大統領
49歳。与党国民党。2014年1月,大統領就任。
公約は,経済成長(雇用経済開発地域(ZEDE),ロジスティック・センターへの転換構想),投資誘致,雇用創出,治安改善,透明性向上等。