外務大臣談話

平成29年12月10日

1 12月7日(現地時間)にコンゴ民主共和国北キブ州において,同国に展開する国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の部隊に対し,武装勢力が攻撃を行い,タンザニアの要員及びコンゴ民主共和国軍に多くの犠牲者が発生しました。このことに関し,日本国政府は,タンザニア政府,コンゴ民主共和国政府及びMONUSCOに対し,心から追悼の意を表明し,犠牲者の御冥福をお祈り申し上げます。また負傷者の早期回復を併せてお祈り申し上げます。

2 今回のMONUSCOに対する攻撃は,コンゴ民主共和国の治安情勢を悪化させるものであり,日本国政府として強く非難します。日本国政府としては,国際社会と協力しつつ,同国の治安情勢の改善に取り組むとともに,国際社会の平和と安定に向けて引き続き貢献していく考えです。

(参考1)事件概要
 12月7日夕方(現地時間),コンゴ民主共和国北キブ州で,武装勢力により国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の基地が攻撃され,タンザニア兵15名及びコンゴ民主共和国軍兵士5名が死亡,また少なくとも53名が負傷した(現地時間12月8日現在)。

(参考2)国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)(PDF)別ウィンドウで開く
 MONUSCOは,コンゴ民主共和国及び外国の武装集団による脅威の軽減,国家制度の設立と安定化を目的として,コンゴ民主共和国に派遣されているPKO部隊。


外務大臣談話へ戻る