外務報道官談話
イスラエルによる入植地建設計画の推進について(外務報道官談話)
平成29年6月13日
1 今般,イスラエル政府がヨルダン川西岸における入植地住宅建設計画を承認し,我が国を含む国際社会の再三の呼びかけにもかかわらず,イスラエル政府が入植活動を継続しているとの情報に接し,我が国として強い遺憾の意を表明します。
2 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し,入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,イスラエル政府に対し,二国家解決の実現を損なうような入植地建設計画を実施しないよう改めて強く求めます。
(参考)
現地情報によれば,6月6日から7日(現地時間),イスラエルの民生局高等計画委員会は,ヨルダン川西岸における約2,400棟の住宅建設計画を承認した。主要な内訳は,マアレ・アドミーム入植地約600棟,アミハイ入植地約100棟,ハラミッシュ入植地約60棟,ペツァレル入植地約60棟,アリエル入植地約840棟,ケレム・レイム入植地約260棟,ベイト・エル入植地約220棟,タルモン入植地約90棟,オフラ入植地約60棟,ギヴアット・ゼエヴ入植地約40棟。このほか,現地時間8日にも別途約710棟の住宅建設計画が承認されたとされる。