外務大臣談話
ネパール新憲法草案の採択について(外務大臣談話)
平成27年9月18日
1 我が国は,9月16日にネパールの制憲議会において新憲法草案が採択されたことを歓迎するとともに,同国が民主主義国家に向けて新たな歩みをしるしたことに祝意を表します。
2 我が国は,新しい憲法の下,ネパールの政治的安定が確保され,同国における民主主義,平和構築及び経済開発が進展することを期待します。
3 我が国は,日本とネパールの間の関係の更なる発展と地域全体の安定と繁栄のために引き続き取り組んでいくとともに,ネパールの真の友人として,より良い復興の実現に向け,今後ともできる限りの協力を行っていく考えです。
(参考)ネパール新憲法草案の採択
9月16日,制憲議会において新憲法草案が採択された。ネパールでは2006年の内戦終了後,2008年の制憲議会開会以降,一貫して新憲法制定に向けた取組が継続されてきた。新憲法は,国民主権に基づいて連邦民主共和制を採り,連邦・州(7州)・地方の三層構造を導入し,立法・行政・司法の三権分立,連邦議会2院制(下院(定数275)及び上院(定数59)),複数政党議会制(小選挙区選挙及び比例代表選挙の混合選挙により選出),司法制度(三審制)などが定められている。9月20日に公布される予定。