外務報道官談話

平成27年5月26日

1 本26日(現地時間同日),経済協力開発機構(OECD)本部においてOECD理事会が開催され,アンヘル・グリアOECD事務総長(Mr. Ángel Gurría, Secretary-General)の三選が全会一致で決定されました。

2 我が国は,OECDのプレゼンスや影響力拡大への同事務総長の顕著な貢献を評価しています。本年4月15日,来日したグリア事務総長に対し,安倍総理大臣から直接再選支持を伝達したところであり,OECD理事会による本決定を歓迎します。

3 我が国は,今後とも同事務総長と連携しつつ,「世界最大のシンクタンク」,かつ,国際経済の「スタンダード・セッター」(規範形成機関)たるOECDとの協力を強化・発展させていきます。

【参考1】グリアOECD事務総長
 1950年生まれの65歳(メキシコ人)。メキシコの外務大臣,財務大臣を歴任した後,2006年からOECD事務総長(現在2期目(2016年5月末まで))。「アベノミクス」への支持を最初に表明した国際的要人の1人。新たに追加される任期は,2016年6月から2021年5月末までの5年間。

【参考2】歴代OECD事務総長

1961-1969年トーキル・クリステンセン(デンマーク:元財相)
1969-1984年エミーユ・ヴァン・レネップ(蘭:元財務次官)
1984-1996年ジャン・クロード・ペイユ(仏:外務省経済局長)
1996-2006年ドナルド・ジョンストン(加:元法相,自由党総裁)
2006-現在アンヘル・グリア(メキシコ:元外相,元財相)

(注)なお,OECD事務総長の任期は5年間。多選を制限する規定はない。


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