談話
東エルサレムにおける入植地建設計画について(外務報道官談話)
平成26年11月5日
1 我が国は,イスラエル政府が東エルサレムのユダヤ人入植地における住宅建設計画を推進した旨の情報に接し,改めて強い遺憾の意を表明します。
2 これまで繰り返し表明しているとおり,イスラエル側のこのような入植政策推進は,エルサレムの治安状況やガザを巡る停戦合意にも悪影響を与え兼ねず,二国家解決の実現に向け国際社会が行っている努力に明らかに逆行するものです。
3 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,改めてイスラエル政府に対し,東エルサレム及び西岸の現状を変更するような一方的な行為を控えること,及び和平プロセスの進展のために,本件新規住宅建設計画が実施されないことを強く求めます。
4 我が国として,イスラエルとパレスチナが相互の信頼を高めるように行動し,和平に向けての努力を粘り強く継続するよう,改めて強く求めます。