談話

平成26年10月30日

1 我が国は,イスラエル側が東エルサレムにおける計1060戸のユダヤ人住宅建設計画を推進することを発表したことに対し,強い遺憾の意を表明します。

2 このようなイスラエル側の発表は,現在特に緊張が高まっているエルサレムの治安状況に悪影響を与え,ガザを巡る停戦合意や二国家解決の実現に向け国際社会が行っている努力に明らかに逆行するものです。

3 入植活動は国際法違反であり,我が国は,イスラエル政府に対し入植活動の完全凍結を繰り返し呼びかけてきました。我が国は,改めてイスラエル政府に対し,東エルサレム及び西岸の現状を変更するような一方的な行為を控えること,及び和平プロセスの進展のために,本件新規住宅建設計画が実施されないことを強く求めます。

4 我が国として,イスラエルとパレスチナが相互の信頼を高めるように行動し,和平に向けての努力を粘り強く継続するよう,改めて強く求めます。


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