談話
ブルキナファソにおける情勢について(外務報道官談話)
平成26年11月4日
1 我が国は,ブレーズ・コンパオレ大統領辞任後のブルキナファソにおける情勢を注視しています。
2 我が国は,一刻も早く事態が平穏に収拾するよう全ての関係者に責任ある行動を呼びかけるとともに,民主的な大統領選挙の実施を含む憲法秩序の早期回復を強く求めます。
(参考)
1 10月30日午前,ブルキナファソ政府による大統領の3選禁止条項改訂に関する国民投票法案の動きに反対する野党及び市民らがデモを行い,国民議会,与党本部や国営テレビ放送局が襲撃されるなど情勢が不安定化した(報道によると,一連の暴力により全国で約20名の死者と多数の負傷者が発生。)。
2 31日午前,事態の収拾を図るため,コンパオレ大統領は辞任を表明,その後コートジボワールに移動。
3 11月1日,軍の統一見解として,ジダ・イサック中佐が満場一致で暫定政権を指揮するため選出されたが,野党連合及び市民団体はこれに反対する旨の共同声明を発表。
4 在ブルキナファソ日本国大使館はこれまでのところ,在留邦人に被害が出たとの情報には接していない。