談話
ブルキナファソにおける情勢について(外務報道官談話)
平成26年10月31日
1 我が国は,10月30日からのブルキナファソにおける憲法改正の是非に端を発する一連の事態を憂慮します。
2 我が国は,ブルキナファソのあらゆる関係者に自制を呼びかけるとともに,対話による平和的な解決を求めます。
(参考)
1 10月30日午前,ブルキナファソ政府による大統領の3選禁止条項改訂に関する国民投票法案の動きに反対する野党及び市民らがデモを行い,国民議会,与党本部や国営テレビ放送局が襲撃されるなど情勢が不安定化した。
2 上記事態を受けて,政府は法案審議の取りやめる旨発表。
3 同日午後,コンパオレ大統領はラジオ放送を通じて声明を発表したところ以下のとおり。
(1)内閣を解散する。
(2)全土に厳戒令を敷く。
(3)反対派との協議を行う。
4 同日20時頃,トラオレ国軍参謀総長が声明を発表したところ要旨以下のとおり。
- 国民議会,内閣の解散
- 12ヶ月後の正常化達成を目的とする暫定組織の設置
- 全土における19時から6時までの外出禁止令の発布
5 報道によると,一連の暴力により全国で約20名の死者と多数の負傷者が出ている。
6 在ブルキナファソ日本国大使館はこれまでのところ,在留邦人に被害が出たとの情報には接していない。