外務報道官談話
ガザ地区からのロケット発射について
(外務報道官談話)
平成31年3月26日
- 我が国は,ガザ地区からテルアビブ北方近郊に対するロケット弾が着弾して民間人の負傷者が発生したことに対し,これを強く非難します。負傷者の方々に心からのお見舞いを申し上げるとともに,周辺地域の緊張が高まることを深く憂慮します。
- 我が国は,イスラエル,パレスチナ両当事者の抱える問題は暴力によって解決されるものでは決してなく,当事者間の交渉と相互の信頼を築く努力によってのみ解決されるものと確信しています。今般のようなロケット弾の発射は,こうした努力に逆行するものと考えています。和平交渉の再開に向けて,全ての関係者に対し,最大限の努力を払うよう促します。
[参考]
報道によれば,3月25日朝(現地時間),ガザ地区から発射されたロケット弾がイスラエルのテルアビブ北方近郊ミシュメレトの民家に着弾し,複数の民家や自動車を損傷するとともに,民間人7名が負傷した。これに対してイスラエル軍は同日,ガザ地区内のパレスチナ過激派の拠点を攻撃し,過激派がガザ地区周辺のイスラエル領に対し更にロケット弾を発射している旨報じられている。