外務大臣談話
イスラエルによるガザ市の制圧等に関する計画の決定について(外務大臣談話)
令和7年8月9日
- 現地時間8月8日(日本時間同日)、イスラエル政府が発表したガザ市の制圧等に関する計画の決定により、既に深刻なガザの人道状況が一層悪化することを強く懸念します。全ての当事者に対し、交渉に立ち戻り、停戦と人質解放の実現に向けて誠実に取り組むよう改めて求めるとともに、今回の計画のような、「二国家解決」の実現に逆行するいかなる動きにも反対します。
- ガザにおける壊滅的な人道状況の改善は急務であり、我が国として、イスラエルに対して、飢餓を含む深刻な人道危機を終了させるための実質的な措置を講じることを求めるとともに、国際人道法を含む国際法の遵守を改めて強く求めます。
- 我が国としては、当事者間の信頼醸成と交渉を通じた、イスラエルと将来の独立したパレスチナ国家が平和かつ安全に共存する「二国家解決」を一貫して支持してきており、その実現のため引き続き取り組んでいく考えです。