外務大臣談話

令和7年10月26日
  1. 今般、マレーシアにおいて、フン・マネット・カンボジア首相及びアヌティン・タイ首相が、トランプ米国大統領及びアンワル・マレーシア首相立ち会いの下、両国間の国境紛争に関する共同宣言に署名したことを歓迎します。本件合意は両国の停戦の具体的かつ着実な進展であり、誠実な履行を通じて、両国間の緊張が平和的に解決されることを期待します。
  2. 今般の合意に向けて、両国間の信頼醸成に尽力してきた米国及びASEAN議長国であるマレーシアの外交努力に対し、深い敬意を表します。
  3. カンボジアとタイの関係改善は、地域全体の安定と発展にとって不可欠です。日本政府としても、中長期的な平和の定着に向けて、引き続き、関係国と連携しつつ、停戦監視団を主導するマレーシアに対する政府安全保障能力強化支援(OSA)を通じた機材の供与を始めとした、緊張緩和のための取組を進めていきます。

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