談話
我が国核軍縮決議案の国連総会第一委員会での採択について(外務大臣談話)
平成26年10月30日
1 本30日6時16分(現地時間29日17時16分),ニューヨークにおいて我が国が国連総会第一委員会に提出した核軍縮決議案「核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動」が採択されました。
2 本決議案は,核兵器国を含む163か国という圧倒的多数の賛成を得て採択されました。今後,本決議案は12月初旬に国連総会本会議において票決にかけられる予定です。
3 来年は,広島,長崎への原爆投下から70年という節目の年であり,核兵器不拡散条約(NPT)体制強化に重要な意義を持つ,NPT運用検討会議が開催される予定です。本決議においては,同検討会議の成功に向けて,NPT締約国がともに取り組んでいくことを呼びかけています。
4 また,北朝鮮による核実験等を強く非難するとともに,これ以上の核実験を行わず,六者会合の共同声明におけるコミットメント及び関連する安保理決議における義務を完全に遵守するよう求めております。
5 我が国としては,このような取組等を通じて,「核兵器のない世界」の実現に向け,引き続き国際社会の取組を主導していく考えです。
【参考】今回の決議案に対する採択結果
賛成 | : | 163 |
反対 | : | 1(北朝鮮) |
棄権 | : | 14(ブラジル,中国,エジプト,インド,イラン,イスラエル,モーリシャス,ミャンマー,パキスタン,ロシア,シリア,ウガンダ,ジンバブエ,キューバ) |