海外広報

ジャパン・ハウス有識者諮問会議の開催(平成28年12月21日)

平成28年12月27日

 12月21日,「ジャパン・ハウス有識者諮問会議」が開催された。今回の会議では諮問委員の方々に加え,各ジャパン・ハウスにおける現在の準備状況を説明するために関係者も出席し,活発な議論が交わされた(出席者リスト(PDF)別ウィンドウで開く)。同会合の議論概要は以下のとおり。

(注)当省からの出席者は下記のとおり。
薗浦健太郎外務副大臣
川村泰久外務報道官
中原 直人戦略的対外発信拠点室長
  1. 冒頭,薗浦外務副大臣から,公募の結果採択された巡回展の企画や各ジャパン・ハウスの施設設計担当者,来年2月に実施予定のジャパン・ハウス・フォーラム等について発表があった(薗浦政務官冒頭発言(PDF)別ウィンドウで開く)。続いて,各拠点のコンセプト,設計・デザインおよび独立採算事業における現在の取組,今後の事業計画等について都市別に各担当者より説明し,その後諮問委員との意見交換が行われた。
  2. 今回の会議における諮問委員の意見・コメントの概要は以下のとおり。
    (1)ジャパン・ハウスの空間作り
    ジャパン・ハウスの前を通りかかった人,あるいは全く日本に関係がなかった人でも入ってみたいと思うような場所にすることが重要,そのためには,キャッチーな場所にする工夫やユーモア,遊び心を入れることも一案,また,光や音楽の使い方など,歓迎の気持ちが伝わるような暖かな空間にした方が良いとの意見があった。また,様々な見せ方や体験が可能となるよう,フレキシブルな空間にすべきとの意見があった他,子供や女性がアクセスしやすくなるような視点をもっと加えるべきとの意見も多数あった。これに対し,ジャパン・ハウス関係者からは,現地の人達の関心事項についても情報収集しており,門戸の広い,誰でもすっと入って来られる場所にしたいと考えている一方,日本のハイカルチャーを担う方達にも受け入れてもらえるような場所にする必要がある旨発言があった。また,人を惹き付けるためにはキュレーションの力が非常に重要であり,子供達にも受け入れられるようなイベントを仕掛けることも大事,現地で色々な制約がある中,どのように人を引き込んで行くかという努力を引き続きやっていきたい旨発言があった。
    (2)書籍の活用
    書籍,特に,写真や絵があるような書籍は,ジャパン・ハウスで行う発信を超えた日本を見せることができ,もっと日本を知りたいという効果が生まれると考えられるため,書籍の位置付けは重要との意見があった。これに対し,ジャパン・ハウス関係者より,日本をビジュアルで堪能でき,インバウンドを誘致する媒体の1つとしても,書籍の位置付けは非常に重要,そのため,書籍の選定を専門としている方に協力頂きながら書籍を設置予定である旨発言があった。
    (3)現地コミュニティとの連携
    諮問委員より,現地日系人等,現地コミュニティとの連携強化が重要,またメンバーシップ制度などで,ジャパン・ハウスへの協力者や賛同者の構築などをさらに検討すべきとの意見も多数あった。これに対し,ジャパン・ハウス関係者より,現地のコミュニティや他の施設との連携による相乗効果により集客力の向上やジャパン・ハウスの存在感,認知度を上げて行きたい旨発言があった。
    (4)事業の効果測定,国民への周知
    ジャパン・ハウス事業は何をもって成功とするのか,指標化することは重要,また各省庁でも海外で様々な事業を展開している中で,ジャパン・ハウス事業は一体何なのか,何を目指しているのかを国民にもっと広く周知すべきとの意見があった。これに対し,ジャパン・ハウス関係者より,何をもって成功とするかは,親日派,知日派の拡大が究極の目的であり,そのため各省庁への取組に向けた誘因にもなるよう,垣根は低く,中に入れば深く日本を感じることができることがジャパン・ハウスの考え方である旨説明があった。
    (5)外交への貢献
    外務省がやるからには,政策志向のフォーラムを行う等,外交にも貢献をすることが大事であり,併設されるレストランを活用する等して,大使館・総領事館のイベントとは異なったアプローチを行うことにより,現地における日本の存在感を示し,来館者に本当の日本を見て頂くということも一案との意見があった。
    (6)ジャパン・ハウスで提供するコンテンツ
    ジャパン・ハウスで今後提供するコンテンツについては,日本の技術やものづくりという工業製品に係るデザイン等も出していくと思うが,できれば現地で課題解決型のサービスを提供するようなコンテンツができれば良いと思う,これにより,最終的に日本への投資を呼び込めるようなコンテンツが出て来れば嬉しいとの意見があった。


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