人の交流

平成30年12月11日
(写真1)集合写真
(写真2)投球指導の様子
(写真3)バッティング指導の様子

概要

 外務省は,平成30年度のスポーツ外交推進事業として,12月4日から11日まで,全日本野球協会の協力を得て,日本の女子野球指導者5名をスリランカへ派遣しました。首都コロンボ及びキャンディの2か所において,未経験者に対する野球啓発活動や経験者に対するスキルアップ指導等を行いました。
 また,12月10日には,女子野球指導者の今次訪問の機会を捉え,杉山明在スリランカ日本国大使主催による同国野球関係者交えた交流レセプションを実施しました。
 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。

コメント

派遣者コメント

山田博子 全日本野球協会 国際担当常任理事

 この度,スリランカの女子野球指導,普及活動の機会を頂戴し,首都コロンボとキャンディの2か所で実施いたしました。
 スリランカの女子野球は5年以上前に軍隊の女子隊員の訓練の一環としてスタートしましたが,同国野球協会および在スリランカ青年海外協力隊(JICA)の野球隊員の皆さんの努力で,現在は国内に少しずつ女子野球が広がりをみせています。
 今回,元女子野球日本代表選手を中心とした指導者で参りましたが,ウォーミングアップやストレッチといった基礎からスタートし,バッティングや守備を教えていきました。グラウンドには笑い声が飛び交い,野球というスポーツがみんなと一緒に楽しめるものだと実感していただけたと思います。参加された学校の先生方からは女子野球部を設立したい,という声も複数いただき,ありがたかったです。
 また,今回日本から持ち込んだ多くの野球道具を寄贈し,喜んでいただきました。
 スリランカ女子代表はまだ国際大会の経験がありません。彼女たちが国際大会で活躍し,私たち日本代表と試合ができる日を楽しみにしています。
 その実現に向けて,今後も日本からサポートを続けていきたいと思っております。

受講者側コメント

スリランカ野球協会関係者

 発展途上にあるスリランカの女子野球選手達に,世界トップレベルの日本の指導者が直接指導してくれた機会に感謝します。

参加者の声

  • (高校教師)自分も独自に野球を指導しているが,今回,日本の女子指導者の指導方法を見て大変参考になった。
  • (大学講師)普段はラグビーを指導しているが,野球のおもしろさに触れ,今後当学校は女子野球もスタートさせたい。
  • (陸軍チーム主将)日本の指導者に教わったのは,自分の4年間の野球キャリアの中で初めてで,とても貴重な経験となった。
  • (海軍チーム主将)今回のコーチング・キャンプは学ぶことが多かった。指導者がとても親身に指導してくれて,楽しかった。

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