人の交流
スポーツ・フォー・トゥモロー フランスへのスポーツクライミング指導者の派遣
概要
外務省は,平成30年度のスポーツ外交推進事業として,1月29日から2月3日まで,(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会の協力を得て,スポーツクライミング指導者(3名)及び日本ユース代表をフランスへ派遣し,現地クライミング・ジムにおいては,フランス・ユース代表との合同練習の中で,スキルアップ指導等が行われました。
この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。
コメント
派遣者コメント
(公社)日本山岳・スポーツクライミング協会 常務理事 小日向 徹氏
今回は日本山岳・スポーツクライミング協会とフランス・スポーツクライミング連盟の2024年パリ五輪世代の強化のほか,2020年の五輪開催国の国内競技団体(以下NF)として,2024年パリにて開催予定の五輪を見据えて知見を共有し,両国NFの友好関係をこれまで以上に強化するという目的でプログラムを実施しました。振り返れば,数年前より,柔道における日仏両国NFの協力関係のようなものを築きたい,という思いがあり,これまで合同合宿などの実施を行ってきましたが,その交流を今一歩進め,スポーツクライミングの将来の成功のために協力関係を強固にしていこうというのが趣旨でありました。
結果として,選手・指導者・役員間で非常に有意義な交流を図ることができ,素晴らしい機会をいただいたと感じました。我々のスポーツの将来2020年・2024年・さらにその先の将来をにらんで,今後両国NFが今まで以上に緊密に連携していくことを確認することができました。
受講者側コメント
フランス・スポーツクライミング連盟 コーチCrine Theroux氏
とても有意義な1週間でした。日本からの指導者による幅広い分野での指導,レベルの高い日本人選手との合同練習を行ったことは,フランス人選手の競技力の向上にとって,大変効果的なものでした。今後も,このような交流を続けていけたらと思います。