外交講座

令和8年2月6日

 2026年1月7日(水曜日)、南山大学総合政策学部において外交講座が開催されました。

国際協力局緊急・人道支援課の北野上級課長補佐が、「開発協力と人道支援、国際緊急援助」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演している様子
外交講座が開催された、南山大学総合政策学部の学生の様子

テーマ及び講演内容

 国際協力局緊急・人道支援課の北野上級課長補佐が、「開発協力と人道支援、国際緊急援助」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演しました。

参加者の感想

  • 東日本大震災において日本が受けた海外からの支援の規模や具体的内容について知り、災害が一国だけの問題ではないことを強く感じた。160以上の国や多くの機関から物資・寄付金・人的支援が寄せられ、特に在日米軍の「トモダチ作戦」などは、国際協力が実際に人命救助や復旧に直結した例だと思った。日本が支援を受ける立場であった事実を忘れず、日本も国際社会の一員として積極的に支援する責任があると感じた。
  • ODAや人道支援は単に困っている国を助けるためのものではなく日本自身の安全保障や国際社会での立場とも深く関係していることが理解できた。近年のODAは支援する側、支援される側という一方的な関係ではなく互いに協力し合い価値を生み出す方向へと変化していることを学んだ。また人道支援が災害や紛争直後の短期的な支援であるのに対し、開発支援は学校やインフラ整備などを通じて社会を長期的に立て直す役割を持つことを学んだ。ガザやウクライナなど現在も続く国際紛争を考えると日本がODAを通じて国際社会に関わり続けることは世界の安定だけでなく日本の将来の安全にもつながるのではないかと思った。
  • 日本外交が安全保障や経済だけでなく、ODAや国際緊急援助などを通じて国際社会の平和と安全に大きく貢献しているということがわかり、印象に残った。特に、国際緊急援助隊制度が時代に応じて変遷し、医療チームなどの支援の形を拡大してきた点が興味深かった。日本が軍事力だけではなく、人道支援や協力を通じて信頼を築こうとしてきた姿勢は、日本外交の大きな特徴であると思った。その特徴は今後の国際社会においても重要な役割を果たすと感じた。
  • 日本の外交が単に「外国と仲良くする」だけでなく、非常に多角的な視点で行われていることを知った。例えばアニメや漫画といったポップカルチャーが広報文化外交として大きな役割を担っている点が特に印象的だった。また、人道支援のニーズが増えている背景に、感染症やガバナンスの問題が複雑に絡み合っていることを知り、世界の問題を解決する難しさを実感した。日本が長年積み上げてきたODAの歴史を根底に、いま日本がするべきことを考えるきっかけになった。
  • 人道支援が必要になる理由が一つだけではなく、紛争や気候変動、コロナや物価高など、いろいろな問題が重なって起きていることが分かった。干ばつや洪水などの自然災害が「気候変動」と関係していて、環境問題は地球だけでなく、人の命や暮らしにも大きく影響していると学んだ。人道支援は遠い国の問題ではなく、私たちも考えるべきテーマだと思った。
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