外交講座

令和7年12月8日

 2025年11月11日(火曜日)、横浜市立大学において外交講座が開催されました。

アフリカ部アフリカ第一課大谷課長補佐が、「日本のアフリカ外交、対アフリカ協力とTICAD」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演している様子
アフリカ部アフリカ第一課大谷課長補佐の講演を聴いている横浜市立大学の学生さんの様子

テーマ及び講演内容

 アフリカ部アフリカ第一課大谷課長補佐が、「日本のアフリカ外交、対アフリカ協力とTICAD」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演しました。

参加者の感想

  • 今回の講義で、外交官という職業が単に国と国の交渉を行うだけでなく、人と人、文化と文化をつなぎ、信頼を築きながら平和を実現する大切な役割を持っていることを学んだ。外交は「平和を実現する最前線」という表現も印象的だった。情報収集、報告など地道な努力が外交の基盤を支えていることに強い責任感を感じさせた。
  • アフリカが今や世界経済成長の中心として注目されていることに驚いた。単なる援助の対象ではなく、互いに発展を目指すパートナーとして協力することが重要だと思った。今後、国際社会に向けて開かれた視野を持ち、様々な人との出会いを大切にしながら、世界をつなぐ力を身につけていきたいと思う。
  • アフリカというと、発展途上国が多いというイメージを強く抱いていたが、重要鉱物資源を多く抱えていたり、AUとしてまとまり国連でも大きな影響力を得つつあるなど、政治的にも経済的にも急速な成長を続けているアフリカの現状を学んで、認識を改めた。
  • 今回の講義では、ジブチが安全保障上とても重要な場所であり、多くの先進国の拠点が点在しているという状況を知り驚いた。ジブチはアフリカ進出の拠点として大きな意味を持っていることを知り、国際関係の複雑さを感じた。アフリカの成長可能性やパン・アフリカニズムなど、グローバルサウスの中核としてのアフリカの重要性にも気づかされた。
  • 各国が目先の利益のみを考えてきた結果、今の地球規模の課題が生まれていると思うので、先進国が自分たちの利益や発展のために途上国を利用するのではなく、彼らの経済発展を促し、世界全体の未来を見据えることが重要なのだと感じた。アフリカをビジネスの道具として扱うのではなく、ビジネスパートナーとして共に協働していく企業が増えてほしいと思った。言語も文化も異なる人と信頼関係を築くうえでの大切なことは、国家間の関係だけでなく、身近な人間関係にも活かしていきたいと思う。
外交講座へ戻る