外交講座

令和7年11月5日

 2025年10月2日(木曜日)、南山大学法学部において外交講座が開催されました。

外交講座に参加した、南山大学法学部の学生さんの様子
アジア大洋州局 安藤地域政策参事官が、「日本外交と国連」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演している様子

テーマ及び講演内容

 アジア大洋州局 安藤地域政策参事官が、「日本外交と国連」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら講演しました。

参加者の感想

  • 今回の講義では、SDGsについての理解が深まった。中でも、「誰一人も取り残さない社会の実現」という話が登場したが、大学生になり、より多様な人を目にするようになった今、この言葉が特に印象に残った。
  • 国連の今まで知らなかった部分や細かいことまで知ることができて良い機会だった。個人的にはSDGsの話が印象的だった。国連という大きな組織で会議されていることが、私たちの生活にも影響していて、1人1人の小さな取り組みが世界中に関係しているのかなと感じた。今のうちにできることをやっていきたい。
  • 国連において日本の国益が世界で尊敬されていること、また日本が好意的に受け入れられる国家・国民であり続けるという点が、とても日本らしい。他方、他国にとって良い国すぎて、利用されたりしないかが少し心配になった。
  • 国連の活動についてさらに深く理解することができた。現在、国際社会で問題になっているロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルの問題について実際に国連がどのような働きかけをしているかに興味を持った。国連が各国の協力を得て決議の実施の働きかけをするが、各国が抱えているそれぞれの問題があって、それに対する対応も考える必要があるという話が非常に印象に残った。一つの国際問題を解決しようとするだけではなく、環境問題やエネルギー問題などの多角的な視点を持って物事に対処する必要があるのだとわかりました。
  • 今回の講座の中で、特に国連における日本の立場についての話が印象に残った。日本が訴える「法の支配」に関して、法は強い国を守るだけではないということがとても響いた。私が法律を学びたいと思った理由の一つが、私たちの生活は法律に守られていると思ったからで、各国が集う国際的な場においても、法があるからこそ守られているという法の重要性を訴えていることを知り、改めて法律や共通のルールの必要性を痛感した。
  • 他国から、「日本は自国の問題だけでなく他国の問題についても耳を傾け真剣に考えてくれるので、日本の話なら聞いてみよう」と思ってもらえるという話を聞き、同じ日本人としてとても素晴らしく誇らしいと思った。世界規模の関係において他者の問題に目を向け、向き合うという姿勢が大切であることが分かったので、身近な生活での人との関係においても、より良い関係を築くために、自分の事ばかりでなく他者のことや周りの事柄について関心を持ち、向き合うということを心がけ、大切にできるよう努めたいと思った。
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