こども霞が関見学デー
令和7年度外務省「こども霞が関見学デー」開催報告
「こども霞が関見学デー」は、夏休み期間中に、こどもたちに社会について広く知ってもらうことや、政府の仕事や取組について理解を深めてもらうことなどを目的としたイベントです。
外務省では、外務省の仕事や世界の国々について理解を深めていただけるようなプログラムを開催しました。また、関連団体にも国際交流について知ることのできるプログラムを開催いただきました。多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました!また、関連団体のご参加ありがとうございました!
1 開催日時
オンライン:令和7年7月29日(火曜日)・7月31日(木曜日)
対面:令和7年8月6日(水曜日)・7日(木曜日)
関係機関:令和7年7月20日(日曜日)、30日(水曜日)、8月1日(金曜日)、5日(火曜日)、7日(木曜日)、13日(水曜日)、14日(木曜日)
2 プログラム内容

<オンラインで開催したプログラム>
(1)外交の現場からようこそ!世界で最も暑い国? ジブチ(7月29日)

8月開催の第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)を目前に、注目の高まるアフリカのジブチにある日本国大使館とオンラインで繋ぎ、現地から日本の外交官とジブチの職員の方が出演しました。講演では、ジブチの国の特徴や民族・文化について紹介がなされ、現地で使われるソマリ語とフランス語での「ありがとう」という言葉に参加したみんなで挑戦しました。また、日本の文化を紹介する広報文化の仕事を中心に、大使館での業務について説明がなされました。質疑応答では、外交官になったきっかけやジブチの暑さと関連づけた質問など、多くの質問が寄せられました。
(2)外交の現場からようこそ!日韓国交正常化60周年(7月31日)

本年に日韓国交正常化60周年を迎える韓国について、韓国との関係を担当する外務省北東アジア第一課と在韓国日本国大使館をそれぞれオンラインでつなぎ、日韓国交正常化60周年や両国間の交流の歩み、政府としての取組、大使館での広報文化の仕事等について、動画やクイズを交えながら説明しました。質疑応答では、韓国料理を含む文化や外交官の魅力等について多くの質問が寄せられました。
<外務省で開催したプログラム>
(3)外務大臣政務官を訪ねてみよう! 外務省訪問プログラム(8月6日)




プログラム前半では小学生のこどもたちが生稲晃子外務大臣政務官を訪ね、外務大臣政務官の仕事から国会議員になったきっかけに関することまで、交流を通じて幅広いお話がありました。参加者からは、「政治、外交の世界を身近に感じられた。」、「外国に関する沢山の種類のお話をしていただけて、とても貴重な体験となった。」などの感想が寄せられました。
後半は、記者会見室などを見学する省内ツアーを実施し、外務省職員によるミニ講義のパートでは、領事局旅券課の公式マスコット・キャラクターのパスポくんと交流しつつ、国旗やパスポートにちなんだアクティビティを行った後、外務省職員が仕事をしている現場の写真を一緒に見ながら、外務省の仕事を紹介しました。
(4)国際緊急援助チームの現場から ミャンマーの人に届く人道支援(8月7日)
協力:独立行政法人国際協力機構(JICA)国際緊急援助隊(JDR)事務局

2025年3月28日にミャンマーで発生した地震の被害を受け、日本政府は、国際緊急援助隊・医療チームを現地に派遣しました。プログラムでは、現地マンダレーで活動した国際緊急援助隊・医療チーム一次隊の団長、チーフナース兼副団長代行、外来部門リーダー、看護師及び業務調整員の5名が講演を行いました。同講演では、国際緊急援助隊の活動内容や仕事などに触れつつ、日本のきめ細かく、質の高い医療と、日本人の心をミャンマーの人に届けるミッションについてお話がありました。
また、国際緊急援助隊のユニフォームの試着体験、ミャンマーの伝統衣装「ロンジー」の試着体験及び伝統的な化粧品「タナカー」の体験を実施しました。
質問コーナーでは、国際緊急援助隊について、たくさんの質問が寄せられました。参加者からは、「隊員の皆様のお話に感動した。現地の文化を尊重しながら、寄り添って被災した方を救いたいという思いを知って、素晴らしいと思った。過酷な環境の中での活動を応援し、できることをさせていただきたいと思った。」、「実際に援助を行っている方の話を聞けて貴重だった。援助と一言で言っても、様々なお仕事があり、詳しく知れて良かった。」などの感想が寄せられました。
(5)おさかな外交を知って、さかなクンと海の世界へレッツ・ギョー!(8月7日)
共催・協力:株式会社アナン・インターナショナル、一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会

第一部では外務省漁業室の職員による日本の漁業外交についてのミニ講義を行いました。クイズを交えながら、外務省とお魚の知られざる関係を説明し、「外交と魚の関係がよくわかった」「色々な世界の魚が少なくならないように頑張っていることがわかって勉強になった」という声があがりました。


第二部のさかなクンによる講演では、水産分野の国際協力と海の資源の豊かさについてお話があり、また、こどもたちからの質問に対して、手書きのイラストを描きながら楽しくわかりやすく回答してくれました。参加者からは、「たくさんの楽しい海外の魚の話が聞けた」といった声や、目の前で描かれる絵に多くの感動の声が寄せられました。
<外交史料館で開催したプログラム>
(6)麻布台ヒルズの「外交史料館展示室」で、きみも歴史博士になろう!(8月6日及び7日)


昨年4月に麻布台ヒルズにリニューアルオープンした外交史料館展示室では、2日間にわたり、幕末から現代に至るまでの日本の外交史を振り返りつつ、外務省や外交史料館の役割を紹介するミニ講座や展示室見学を実施しました。
参加者からは、「学校の教科書だけでは知ることができないことを学べて、とても貴重な体験ができた」、「自分も外務省で働きたいと思った」、「降伏文書を見て驚いた」など多くの感想が寄せられました。
<東京日仏学院で開催したプログラム>
(7)フランスってどんな国?東京日仏学院で“フランス”を体験しよう!(7月20日)


こども見学デーに今年初参加となる東京日仏学院では、フランス文化をまるごと楽しめる特別な1日となりました。フランス人の先生によるフランス語の体験レッスンやリノカット版画ワークショップ、フランス短編アニメの上映やフランス語で楽しむおはなし会など、こどもだけでなく大人の好奇心を刺激するプログラムが盛りだくさんで開催され、親子で「プチフランス留学」気分を味わうことができました。
<独立行政法人国際交流基金で開催したプログラム>
(8)「国際文化交流ってなに?」 現場の生の声を聞いてみよう!(7月30日)


国際交流基金(JF)の東京本部で、国際文化交流について紹介するプログラムが開催されました。クアラルンプールにある海外事務所で働く職員から現地で行っている日本文化紹介イベントや、他民族国家であるマレーシアについてのオンライン講演。そして、チェコ人で国際日本文化論のスペシャリスト、ペトル・ホリーさんが登壇し、日本文化に興味を持ったきっかけや、日本とチェコの文化交流に携わってきたこれまでの歩みについて、楽しくお話いただきました。最後に、国際文化交流に関連するたくさんの図書・映像資料を所蔵しているライブラリー見学を行いました。
<駐日ブラジル大使館で開催したプログラム>
(9)こどもブラジル大使館見学デー。ブラジルについて学ぼう!(8月1日)


日・ブラジル外交関係樹立130周年を迎えた本年、こども見学デーに初参加となった駐日ブラジル大使館では、プレゼンテーションを通じて、日本との関係や日系人を含む交流の歴史、ブラジルの文化、自然、料理、サッカー等に関して参加者が理解を深めた後に、ブラジル生まれの“フッチボール・デ・ボタン”(テーブルボタンサッカー)を体験しました。その他、ブラジル出身の世界的な写真家セバスチャン・サルガドさんの絵葉書でのメッセージ書き、ブラジルのスナック等を楽しみました。
<国際連合大学本部で開催したプログラム>
(10)こども国連大学見学デー(8月5日)


日本に本部を置く唯一の国連機関である国連大学の本部では、国連や国連大学について学び、専門家によるミニ講義を受講し、本部施設を見学しました。ミニ講義では、国連大学サステイナビリティ高等研究所プログラム・コーディネーターの三宅里奈
さんが、生物多様性の意味や状況について説明し、里山・里海の保全を通じて生物多様性を守るための国連大学による取組を紹介しました。また、国連大学本部内のウ・タント国際会議場を見学した参加者からは、施設や会議についてなど、多くの質問が寄せられました。
<JICA地球ひろばで開催したプログラム>
(11)【こども霞が関見学デー】JICA地球ひろばでSDGsを学ぼう!(8月7日)


市ヶ谷にあるJICA地球ひろばで、青年海外協力隊経験者の松田さんからSDGsを学ぶために、アフリカ(ウガンダ)での体験談からクイズや現地で使われている日用品に触れながら、アフリカの現状についてワークショップが行われました。その後には、世界各国のSDGs達成状況を一目で見ることができる展示物を使って日本の達成状況と今後の課題を楽しく学びました。
<リスト・ハンガリー文化センター東京で開催したプログラム>
(12)『ハンガリーってどんな国?』みんなで学ぼう!(8月7日)


こども見学デーに初参加となったリスト・ハンガリー文化センター東京では、ハンガリーを体験できる楽しい一日となりました。プレゼンテーションを通じてハンガリーの基本情報や食文化、言語などについて紹介した後、日本でもお馴染みのハンガリー発祥のルービックキューブ、伝統衣装の塗り絵、スタンプ、アニメ、絵本、マチョーと呼ばれる伝統衣装の試着等を楽しみました。
<国際機関日本アセアンセンターで開催したプログラム>
(13)ASEANを知ろう!ASEAN諸国の文化体験(8月13日及び14日)
東京・新橋にある日本アセアンセンターでは、同センターオリジナルのASEAN各国のアイコンスタンプで飾るうちわ作り、民族衣装体験、各国の文字を使った名刺作り、東南アジアで親しまれているスポーツ体験など、ASEAN諸国の豊かな文化などを楽しく体験できる多彩なプログラムが開催されました。