外交講座

令和7年8月8日

 2025年7月15日(火曜日)、千葉大学において外交講座が開催されました。

吉田上級課長補佐の講座の様子
新関主査の講座の様子

テーマ及び講演内容

 南部アジア部 南東アジア第一課の吉田上級課長補佐が「日本の外交と日ラオス関係について」をテーマに、また新関主査が、「日タイ関係について」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながらそれぞれ解説しました。

参加学生の感想

  • ラオスに対する東京オリンピック・パラリンピックへの参加に関する支援も外交の一部であり国家間のつながりを強化するものであると知って驚いた。ヨーロッパに比べ地域間のつながりが弱い東アジアであるが、日本のODAはそれを強化するものとなることを知り、これからもそのような支援を続けられる国でありたいと思った。中進国から脱するための日本の技術導入はやがて文化として形成され強い横のつながりになるだろうと思う。他にも多くの取り組みを知りたいと思った。
  • 日本が他国よりもかなり多くの投資や支援をタイやラオスをはじめとした東南アジア地域にしていることに改めて驚いた。日本の有利な、そして相互にWin-Winな関係を築くためにも日本の政府が日本の誇れる技術を手厚く投資していくべきだと思った。
  • 国同士の関係の維持には、「相互理解」と「譲れない部分」とのバランスが大切である、と理解した。経済的な依存関係だけでは上手くいかない、という点は盲点であり、外交における本質的な問でもあると感じた。
  • 外交と一言で言っても、国家間の調整、協力、援助等、様々なかたちで機能していることを、ラオスのような、日本人からしたらあまり馴染みがないような国において活動した経験のある講師の話が聞くことができたのは大変貴重な機会であった。タイについても、留学で訪れる予定であるため、そこでの勤務経験がある講師のリアルな話は、留学中に生かすことができると思う。
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