小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
大田原市立金田北中学校の皆さん
平成27年11月20日

平成27年(2015年)11月16日(月曜日)外務省に栃木県大田原市立金田北中学校(2年生17名及び引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(栃木県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 地球温暖化問題を解消するために,私たちにできることはありますか?
- 外務大臣を決めるための基準,方法はどのようなものですか?
- 将来国際機関で働くには,どのような準備をすれば良いですか?
- 外務省に勤めていて,今までで一番大変だった仕事は何ですか?
- 現在でも海賊による被害は多いのですか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 記者会見室でほぼ毎日記者会見を行っていること。
- 大臣専用のエレベーターがあったこと。
- 顕彰の像。今までに亡くなってしまった人たちの追悼式を行っているなんて知らなかった。また,外務省に働いている人が,命がけで働いていることも分かった。
- (イ)省員の話・様子
- 外務省が使っているお金や仕事について。
- 外務大臣は内閣総理大臣によって任命されていること。
- 今でも海賊が多くいること。
- 頭を使う仕事かと思っていたら,体を張って仕事をしていたこと。殉職する仕事は警察などが多いと思っていたので,外務省の方も体を張った仕事をしていることが印象に残った。
- パスポートの発行などしか仕事がないと思っていたけれど,他の国との架け橋になっていると知りスゴいと思った。
- 今まで知らなかった外国との関わりを知ることができた。
- 外務省は国民とあまり関わっていないものだと思っていたが,国民と直に関係しているような対策もしているのだと驚いた。
- (ア)省内全般
- 感想・意見など
- 外務省とはどのような機関であり,仕事をしているのかを初めて知ることができた。外務省は国と国とをつなぐ大切な架け橋となっていることが分かった。
- 外務省はもっとガチガチするところだと思ったけれど,とても気楽に見学することができた。外務省について多くのことを知ることができたので良かったです。
- 環境問題以外にも自分たちが役に立てることがあるのかを知りたいと思った。
- 今回の見学では,普段知ることのできない外務省の内部を知ることができ,大変興味深かったです。将来についても,もっと詳しく考えたいと思うことができました。
- 1日中パソコンに向かっている仕事だとばかり思っていたけれど,体を張って,命をかけて働いてくれていることを知った。外務省の印象が大きく変わるとても充実した見学でした。
- 案内がとてもていねいで,分かりやすかったです。
- 素敵なプレゼンありがとうございました。
- 本日はお忙しい中,貴重なお時間をありがとうございました。帰校しましたら,生徒と本日のことを振り返りたいと思います。(引率教員)
- パリの事件があったので,訪問させて頂けるのか心配しましたが,ていねいに対応して頂き,ありがとうございました。(引率教員)