小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
富山県立高岡高等学校の皆さん
平成27年3月12日

平成27年(2015年)3月5日(木曜日),外務省に富山県立高岡高等学校の皆さん(1年生16名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 政権が変わると外交政策も変わるのか?
- 担当語学のロシア語を毎日何時間くらい勉強したのか?
- 学生時代に勉強したことで,外務省に入ってから役に立ったことはあるか?
- 今まで一番やりがいのあった仕事は?また,これから手がけたい仕事は?
- 情報を集めるためにどんな場所でどんな話をするのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 大臣専用のエレベーターがあるのを知って,やっぱり信用されている国の役員や代表の人はスゴいと思った。
- 記者会見室の会見台が上下作動すること。
- 中庭の竹林と枯山水の美しさ。
- 食堂で鯨料理が食べられること。鯨は給食で食べただけなので,鯨料理を食べてみたいと思った。
- (イ)省員の話・様子
- 実際に働いている職員の話を聞いて,外交官という職業がいかに素晴らしいものなのか分かった。国同士の関係といえども人間同士の関係が大切だと聞いて,人間性はやはり重要だと分かった。
- OBの話を聞いて,外交官は楽しそうな仕事だと思った。
- 具体的な仕事内容が分かった。
- 国の外交を担う役割や,命がけで仕事をしている人がいると分かった。
- 全く知らない言語を一つ,専門言語として話せるようにならなければならないこと。
- 省員の約4分の1が女性であり,育児に専念できる「働く女性」にやさしい仕事場になっていること。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 同じ高校の先輩が外務省で働いているのを知り,感動した。今日は外交官と直接話をして,本人にしか聞けないことを教えてもらえて,本当に有意義な経験ができた。より外交官という職業に惹かれるようになった。
- 記念撮影うれしかったです。ありがとうございました。
- 今日は外務省内を見学できて楽しかったです。外務省が少し身近に感じられました。
- 今まで外務省へのイメージは,かっこいいとか外交とか,そういう断片的なイメージしかなかったけれど,話を聞いて詳しく知ってみると180度イメージが変わった。職員の皆さんは誇りを持って仕事をされているのだと思った。今まで外務省への興味は余りなかったけれど,すごく興味がでました!
- 同じ高岡高校卒業の方の話を聞くことができて,とても有意義なものとなった。将来外務省で働くことができるよう,今日から努力を積み重ねて行きたいです。
- ドラマなどの印象とは全く違い,命をかけて外国に行き,私達のために働いていてくれていることを知ることができた。世界と関わっていることはもちろん,女性に優しいなどの条件が揃っていて,日本の先端を走るところ再認識した。これからも頑張って下さい。
- 外務省での仕事内容は話せないことが多く,私自身もマスメディアでしか情報を取り入れておらず,堅いイメージがあった。今回訪問させていただいて,外交を手段・道具として,国同士の関わりを深め,協力して行けるように努力していることが分かり,外務省に興味がわいた。新しく分かったことが多くあり,今までのイメージがくつがえされた。
- 人間関係を重視し,特に戦略的な行政であるということに魅力を感じた。OBの話だったので,親近感が外務省に対して持てた。