ポップカルチャー外交
明治大学における講演会「日米をまたぐストーリー漫画の始源 アメリカに渡った日本人漫画家『木山義喬』」開催のお知らせ
平成28年2月25日
2月27日,明治大学中野キャンパスにて,明治大学と国際交流基金の共催で,米国在住の漫画研究家フレデリック・ロウェル・ショット氏と,日本のアメリカン・コミック研究者である小野耕世氏による対談形式の特別講演会が開催されます。ショット氏は,外務省が主催する国際漫画賞の実行委員であり,この度,2月26日に開催される国際漫画賞授賞式に合わせて,国際交流基金が日本に招聘しています。
講演会では,明治時代に渡米し,実体験を元にストーリー漫画を描いた日本人・木山義喬に焦点を合わせ,日米をまたいだストーリー漫画の発展を浮かび上がらせます。参加ご希望の方は下記の明治大学HPを御覧下さい。入場料無料,予約不要です。
講師プロフィール
フレデリック・ショット(作家、漫画評論家・翻訳家)
1950年 米国ワシントンDC生まれ。国際基督教大学留学中の1970年頃,手塚治虫の『火の鳥』にはまる。1977年以降,手塚治虫,士郎正宗をはじめ,数多くの日本のマンガ家の作品を翻訳・共訳し,著作、講演、通訳などで海外への普及に貢献。米国におけるマンガ・ブームの火付け役となった。2000年第4回手塚治虫文化賞特別賞,2009年第3回国際漫画賞特別賞,旭日小綬章受賞。
小野 耕世(映画・漫画評論家、海外コミック翻訳家)
1939年 東京都生まれ。日本における海外コミックの翻訳出版および研究・紹介の第一人者。ヒーロー物の「アメコミ」から,アンダーグラウンド・コミックス,アジア諸国のマンガまで幅広くカバーする研究を展開。海外コミック作品の訳書多数。2006年第10回手塚治虫文化賞,2015年第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門功労賞受賞。