広報文化外交
第7回国際漫画賞授賞式の開催
平成26年2月14日
- 2月14日(金曜日),飯倉公館で,第7回国際漫画賞授賞式が開催されました。授賞式では,最優秀賞1作品および優秀賞3作品に対して,実行委員長である岸田文雄外務大臣の代理として岸信夫外務副大臣から賞状が,里中満智子審査委員長からトロフィーが授与されました。
- 岸副大臣は,挨拶の中で,漫画文化が若い世代を中心に世界で愛されており,豊かで深い日本文化への「入口」となる役割も担っている旨述べ,関係各方面の努力,支援に感謝しつつ,経済外交の強化は外交の三本柱の一つです。漫画を始めとした日本のコンテンツ産業の国際展開の推進は経済外交の強化の観点からも大きな意義があります。漫画を含む日本のコンテンツが日本の主要輸出産業になるよう応援していきたいと考えている旨述べました。
- また,里中委員長は講評の中で,「どんな分野でも新しいことをやるのは勇気がいることであるが,どんどん新しいジャンルに取り組み,国境なき世界を作り出してもらいたい」と受賞者にエールを贈りました。
- 最優秀賞を受賞したプリーマー・ジャートゥガンヤープラティープ氏(タイ)はスピーチの中で「自分は運がよく,家族のサポートを得て,自分の希望する漫画作りをここまで続けることができた。自分の好きなことにまじめに取り組み,心より愛することが成功の秘訣だと思う。」と受賞の喜びを語りました。
- 授賞式には,あいにくの雪にもかかわらず審査委員の由利耕一氏,廣田晃氏をはじめ,著名な漫画家,出版関係者,文化関係者等が多数出席し,授賞式後に続いて行われたレセプションでは,受賞者との交流がはかられました。
- 受賞者は,(独)国際交流基金の招聘プログラムで来日し,授賞式への参加のほか,出版社,宮城県石巻市の石ノ森萬画館や岩手県平泉の世界遺産等を訪問しました。