ポップカルチャー外交

1. 7月30日から8月7日，名古屋において，「世界コスプレサミット2016」が開催されました。同大会の開催は今年で第14回目です。8月7日には「世界コスプレ・チャンピオンシップ」が行われ，各地での予選を勝ち抜いた日本を含む世界30ヵ国・地域の代表が，日本のアニメ・マンガ・ゲーム等のコスプレ・パフォーマンスを2人1組で披露しました。熾烈な争いの結果，インドネシアチームが優勝し，下川外務省国際文化交流審議官より外務大臣賞が授与されました。
2. コスプレは，日本発のポップカルチャーとして，海外において，若者をはじめとする多くの人々の日本への関心と理解を深め，国際交流に参画するきっかけを作っています。外務省は，平成21年より，「世界コスプレサミット」を主催する実行委員会のメンバーとして，優勝チームに外務大臣賞を授与しています。
3. また，各国代表の外務省訪問は毎年の恒例行事となっています。本年も，8月4日，今回初参加のカナダ，インド，スウェーデン，スイスの代表計8名が外務省を訪れ，コスプレ姿で下川外務省国際文化交流審議官を表敬訪問しました。

（参考）世界コスプレサミットについて

　2003年に開始され，本年で第14回目。外務省の他，愛知県，名古屋市，中日新聞社等がメンバーを務める実行委員会が主催し，日本の「アニメ・マンガ・ゲーム等」を介して「日本発の若者文化による国際交流の創造」に寄与することが目的。名古屋市内の目抜き通りでのレッドカーペット・パレード等様々な行事が行われる。2005年からは，「世界コスプレ・チャンピオンシップ」が実施され，本年は国内外30ヵ国・地域の代表チームが参加し，コスプレ・パフォーマンスを競った。