広報文化外交

平成27年3月31日
(写真提供:内閣広報室)

1 本31日午後6時20分から約15分間、安倍晋三内閣総理大臣は、国際交流基金アジアセンター事業諮問委員15名の表敬を受けました。

2 冒頭、安倍総理大臣より、国際交流基金にアジアセンターが設立されちょうど一年となり、この「文化のWAプロジェクト」を通じて日ASEANの絆は確実に深まったこと、また、真価が問われる2年目以降も、より一層同プロジェクトが発展するよう、諮問委員会の委員には今後も有益なアドバイスを期待する旨発言しました。

3 これに対して、日本側諮問委員を代表して山内昌之座長より、本諮問委員会の趣旨を説明するとともに、「アジア文化交流懇談会」の提言を「文化のWAプロジェクト」という形で実現していただき感謝する、安倍総理大臣の構想を大きく発展させていくべく、本日はこの1年間の事業の総括と今後の方向性について真剣な議論を行ったと発言しました。またASEAN側委員を代表してマレーシアのダト・ラット委員より、アジアの絆を強くするための安倍総理大臣のイニシアチブに心から賛同する、今後とも、双方向の交流によりアジアの人との間に共生を育むというコンセプトを具体的に形にするような事業を実施してほしいと発言しました。

(参考)「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」

1 2013年12月の日・ASEAN特別首脳会議において、安倍総理大臣より、ASEANを主な対象とするアジアとの文化交流を集中的に実施する新しいアジア文化交流政策「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」が発表された。

2このプロジェクト実施のため、昨年4月、国際交流基金内にアジアセンターが立ち上げられ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて人的交流や舞台芸術、美術、映像等様々な分野で事業を主催・支援する「双方向の芸術・文化交流」、「日本語パートナーズ」の派遣等の「日本語教育支援」を実施している。

3 本31日、日本及びASEAN各国の文化人・有識者21名で構成されるアジアセンター事業諮問委員会が開催され、1年間の事業の進捗状況及び今後の方向性等について議論を行った。


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