アメリカ合衆国
ダン・サリバン米国上院議員による菅官房長官表敬
平成27年4月2日
本2日午後2時から約25分間,菅義偉内閣官房長官は,訪日中のダン・サリバン米国上院議員(Mr. Dan Sullivan, United States Senator)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
1 冒頭,菅官房長官から,議員の訪日を歓迎したい,本年は戦後70年の節目の年であり,今月末の安倍晋三総理大臣の訪米時には連邦議会上下両院合同会議で演説を行う予定,今次訪米の機会を通じ,日米が戦後築いてきた強固な同盟を世界に示したい旨述べるとともに,安倍政権は日米議会交流も重視しており,昨年訪日した米国連邦議員の数は延べ55名となるなど,これは記録が残る2003年以降最多であり,一層の活発化に期待している旨述べました。これに対し,サリバン議員から,日米同盟は長年にわたる地域の平和と安全の礎石であり,今回の訪日の目的はこの点を幾度となく強調することにあるとの発言がありました。
2 また,菅官房長官から,安倍総理大臣は安全保障面でも経済面でも日米同盟を最も重視する総理大臣であり,そうした中,現在,安保法制の整備を進めている,また,普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編については,これを強い決意で着実に進めていきたい旨述べるとともに,在沖縄海兵隊のグアム移転についての米議会による資金凍結解除につき謝意を述べた上で,引き続き,米国議会の支持を得たい旨述べました。これに対してサリバン議員からは,自分は米国上院における日本の強い友人であり続ける旨述べるとともに,アジア・リバランス政策における日本が果たしている重要な役割を評価する旨の発言がありました。