アメリカ合衆国
日米外相会談
平成29年8月7日


8月7日(月曜日)午前9時50分すぎから約10分間,ASEAN関連外相会議に出席するためフィリピン・マニラを訪問中の河野太郎外務大臣は,レックス・ティラソン米国国務長官(The Honorable Rex W. Tillerson, Secretary of State of the United States of America)との間で就任後初めての日米外相会談を行なったところ,概要は以下のとおり。
1 両者は,日米同盟は地域・世界の平和と安定の礎であり,日米同盟の更なる強化には,首脳同士の固い絆を支える両者の緊密な連携が必須であるとの認識で一致した。
2 河野大臣から,北朝鮮に対する更なる制裁措置を含む安保理決議第2371号の採択を歓迎し,両者は,同決議を含む関連安保理決議(PDF)の実効性の確保に向けて日米両国で引き続き緊密に連携していくことで一致した。
3 河野大臣から,豪州沖におけるMV-22オスプレイの事故に関し,負傷者の早期回復と行方不明者の無事を心から祈っている旨お見舞いの言葉を述べた上で,日本国内での高い関心を踏まえ,原因究明と情報提供,再発防止の措置を要請し,具体的には防衛当局間で調整を行っているが,ティラソン長官の関与も要請したい旨述べた。
4 両者は,8月17日(米国時間)に,米国ワシントンDCにおいて「2+2」閣僚会合を開催することで一致した。